立ち止まっている私に気付き 「どうしたの?」 と今度は不安そうな声で言った。 「あの…お部屋を汚すのは申し訳ないから…」 そう言うとおもむろに私を抱き抱えると 「これならいいよね」 と言って風呂場まで直行した。 脱衣場で下ろされた私は彼に促されるまま乾燥機つきの洗濯機へ着ていたものを入れて、ちょうどたまった湯船に浸かった。 名前も知らない男の人の家へ上がり込んでしまった自分の行動力に少しびっくりしてしまっていた。