私は中川 琴美。高校1年生。

テレビも流行にも、恋愛にも全く興味のない、世にも言う「文学少女。」


 ちなみに今、友達の奈津美(なつみ)と華那(かな)、3人でお弁当を食べている。
(…お弁当といっても奈津美と華那はパンだけど…)

 そして2人でコイバナで盛り上がる。正直ついていけないので一応作り笑いしとく…

「琴美はどうなの??」

奈津美~話振らないでー!

「え…何が?」

「何がじゃないでしょ?好きな人、ほんとにいないの?」

「い、いないよ…!」

「ほんとに~?できたら教えてね!友達なんだから!!」

「う、うん」