別れてから私はまだ翔が大好きだった。

忘れようとしたけど忘れられなくて。

ただひたすら泣いていた。


今日は祭り。

ほんとは翔と行きたかった。

けどもう翔は私のものじゃない。

今日はあんまり楽しくなかった。

その次の日友達からこう言われた

「翔に彼女ができたんだって。」

と、言われた。

私は信じられなかった。

彼女は年下で知り合いだった。

私は涙があふれてきた。

あの日繋いだ手はもうあの子のものなんだと思いながらたくさん泣いた。

どうせ私のことなんて遊びだったんだ。

泣いて、泣いて、泣いてばっかりだった。