「……っ?!?!!?!」
キスをされたのだと気付くと同時に私はばっと自分の唇を両手で押さえた。
「………ああ、もしかして初めて?」
「…っ、な、な…」
「……意外と可愛い反応すんだな、おまえ」
もう何も言い返せなくて私はぱくぱくと口を開閉する。
「守るとかそういうのはめんどくせーけど、面白そうだから傍にはいてやる。だから、これからよろしくな。お姫様?」
南條くんはそれだけ言い残すと私に背を向けて教室がある方向へ歩いて行ってしまった。
私はその後ろ姿をぼんやりと見つめたまま立ち尽くすことしかできなかった――…


