ステッカー

「!!!!!!」

背後から口を塞がれた。

ステッカーを剥がそうとした腕を摑まれた。

そうして動きを封じられ、声を上げる事を阻止され。

何、何なの?

一体何が起こったの?

誰この人っ?

私に何する気っっ?

ジタバタと暴れるも、力強いその手は、幾つも伸びてきて私の体を押さえつける。

何も言わないまま、私を後ろに引き摺って。

「きゃっ…!」

車の後部座席に放り込まれる。