ねぇ.今誰の事がすきですか?
今.誰の事を考え.想っていますか?
私は.今でも君がすきです.
今.君の事を考え.想っています.
あの日から.今日までずっと…

ホント.ついてない!
新学期そうそうこんなついて
ない事なんてあるのだろうか.
進級するのに.
ウチの学年ではクラス替えがあり.
たった今.児童玄関に貼り出されている
クラス名簿を見て.
ため息をついた.
仲の良い友達は.一人も居ないし.
顔を知っているくらいの人しかいない
んじゃないかと目を疑ったほどだった.

重い足を引きずり.
新しく自分のクラスとなる教室へ進んだ.
教室に無事ついたのは
良かったのだが
仲の良い友達なんて一人も
居ない教室は.
殺風景で.私を拒んでいるようだった.
誰にもきずかれないように.
静かに教室内へと足を踏み入れた.
そして.静かに新しい名札を
制服につけ.席についた私は
イライラしていた.
こんなの私じゃない.
誰にもきずかれないように.
ヒソヒソしているなんて私じゃない.
仕方なく近いにいた子に話しかけて.
おしゃべり.
でも.話しかけて良かった.
幼稚園から二年生まで
仲が良かった子.
舞香とも仲が良くなって.
改めて自分らしくいることが.
一番だって思った.
始業式が始まり.担任発表があった.
担任の先生は.牧野先生.
牧野先生は.
生徒に寄り添って何でもする人で.
私には.合わない先生だった.
こんなんで.私の楽しい学校生活は送れるのだろうか.