何をどう考えればいいのか、頭の中は真っ白だった。
いくら仲が悪いと言ったって、兄妹は兄妹。
いくら血は繋がっていなくても、その事実が覆されるなんてこと、少しも考えた事などなかった。
だって、あたしたちは、家族なんだから。
「あかり。一緒に、暮らそう」
もう一度そう言うと、凌は身を屈め、ぼんやりとした思考のあたしを覗き込んでくる。
「俺たち、一緒になるのが一番いいんだよ」
なにを言ってるの?
そう思う間もなく、凌の整った顔が近づいてくる。
降りてくる、形のいい唇。
このままじゃ――――。
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