「明なら、これ貰ったら嬉しいか?」
「へ? あたし? ……そりゃあ、こんな凄い物貰ったら嬉しいに決まってるよ。あ、でも、見ず知らずとか、知り合う前とか、ちょっとまだ一線越えてない場合は、若干引くかも……。だって、高価すぎて、脅迫じみてる……」
あたしは、苦笑いで応える。
「引くんか……」
水上さんは、また考え込む。
しかも、あたしの首元をガン見したまま。
あたしは、ガン見されてることもどきどきの恐怖だけれど。
こんな高級品をいつまでも身に着けていなきゃいけない事が恐くて仕方ない。
だって、何かあっても弁償できないもん。
「せやけど、そこそこ顔見知りやったら、嬉しいやろ?」
ほんの少し不安の色を漂わせ、もう一度訊ねられた。
「そうだね。よく遊びに行ったりしている間柄だったら嬉しいのかも。こんなの貰ったら、付き合わないわけにはいかないくらい」
嫌味っぽい冗談を織り交ぜて応えると、眉間に皺を寄せている。



