何で念を押すかって言えば、あたしが間違えたから。
「どあほっ! みずかみじゃ、ぼけぇっ!!」
って、その時、雷のごとく怒られたわけ。
首を竦めて、そのまま体の中に頭がめり込むかと思うくらいビビッタあたしです。
そんなわけで、水上英嗣様は、とてもお口がお悪いです。
なので、あたしは怒らせないように慎重に会話をしなければいけないのです。
だって、こんなオイシイ職、失っちゃ困るしね。
でも、あたしってば元々品のある女じゃないので、口も悪いのです。
なので、度々それが出てしまい結局――――。
「はあっ!!」
なんて、もの凄い形相で威嚇されてしまうわけだけど。
あぁ、怖い。



