* 翌朝。 疲れた体は、薄っぺらな布団の中で猫のように丸くなり、外界の音をシャットアウトしようとしている。 けれど、いつまでも気付かぬフリはできない。 そう、携帯が鳴っているのだ。 いくら貧乏といえども、今のご時世携帯なしではお仕事にもありつけない。 そんなわけで、貧乏なりにも携帯を一台所持していた。 便利屋の仕事は、この携帯に依頼がかかってくる。 といっても、依頼主から直接かかってくるわけじゃなく、便利屋の社長からかかって来るんだけどね。