決意するのに時間はいらなかった





「ごめん、連。急用できちゃって…

今日は帰るね、その続き、また明日

教えてあげるからね」







連は何かを察したのか

私の制服をつかんで離さない




「……電話、あいつだろ……。……行くな

よ……」

「連……」

「お前は俺のだろ!行くな…紗智……」