「なぁ…紗智?」



「な、なに。変なことしないでよ」



「お前は俺のもんだろ…?」










なに…これ






連の吐息が耳にかかって

顔もすごく近くて

ドキドキする…







「れ…連っ…そんな近くで話さないで…」



「なぁ、聞いて……俺、本当はずっと

好きだったんだ……

高校に入ったときから…

でも、俺はお前にとって友達でしか

ないって気づいてたから

言い出せなかったんだ……」




隣には、真剣な顔をした

連がいた