『いいよ』



そう返信が来たときは本当に嬉しかった。







水曜日、私は急いで電車に乗った。



バイトをしていない私にとって

交通費はとても高くてしんどかった。



だけど、なおくんに会えるなら

なんでもいい……そんな思いで

私の足は動いていた。






着いた場所は見知らぬ場所





まわりの建物も風景も、なにもかも

知らない場所で…



急に、独りぼっちになったような気持ち

になって

自分がしていることの重大さに気がついた






♪~♪~♪





着信音が鳴った








なおくんからだった