「もう、うるさいなぁ!わかった、わかりました!言えばいいんでしょ?私は、いとこの結婚式のため、一週間ほど韓国に行っていました!はい、以上!
満足ですか、連くん!」



「え?!韓国!?……てゆうか、お前、なんでそんなに怒ってんだよ」



「別に」



「好きなやつでも、できたか?」



「ばっ、ばか。なにいってんの?
ワケわかんないんだけど!
ほら二時間目行くよ!教室はどこ!」





動揺した。





授業中も、ずっと、なおくんのことが

頭から離れなかった……





その日の帰り、自転車で帰っていると

後ろから連が追いかけてきた。




「なぁ、今日遊ぼうぜー」



「いい。今日はやめとく。昨日韓国から帰ってきたばっかで疲れてるから」



「そっか……。じゃぁ、ゆっくりやすめよな!」





そういって帰っていった。






家に着いて、私はベッドに倒れこんだ





「はぁー……疲れたぁー……」





なおくんからのメールを期待して

ケータイを開く。