キーンコーンカーンコーン




学校の近くまで来てたのに、

一時間目のチャイムが聞こえてきた。





ぐだぐだしていたら、一時間目を

遅刻してしまった。



ま、いいや。一時間目はサボろうっと。







近くの川原に座り込んだ。





また、いつも通りの生活が始まったな…





決まった時間に起きて

決まった時間にあの門をくぐって

毎日毎日同じように授業を受ける

毎日毎日同じことの繰り返し





なにが嫌というわけではなかった。

私の生活はありふれたことばかりだったけど、

不自由なんてなに一つなかった。



だけど、何かが足りなかったんだ。







何かが……






窮屈だったんだ。この世界が。





なんの為に私は勉強をしていて

なんの為に生きているのか





分からなかったんだ











………この世界は






退屈だ………






そう、思ってた