いつの間にか、なおくんは眠っていた。
疲れたからなのか、とても気持ち良さそうに眠ってた。
その子供のような寝顔に見とれながらも、私もうとうとしはじめていた。
気づけば朝だった。
翔太くんも寝ていた。昨日の夜中に帰ってきたのだろう…
顔にあざができていた。
痛く…ないのかな…
二人を起こすのはよくないと思って
私は静かに自分の部屋に戻った。
今日で、韓国をでていかないといけない。
日本に帰らなくてはならない。
韓国に来てから、いろんなことが
あったなぁ…
まさか、こんなことになるなんて
思ってもみなかった…
日本に帰ったら
どうなるんだろう…
なおくんは、死ぬまでメールする
なんて言ってたけど
それだって、本当のことかわかんない…
なおくんも、私のことなんてそんなに
考えてないだろう…
体目的?
一瞬、こんなことが脳裏をよぎる
悲しくなるから…考えるのをやめた…
違うよね…
そう自分に言い聞かせた
