急いでドアを開ける。


「なおくん!?」

「あれ、紗智ちゃん。」


「あ…浩介くん…」

「どうして…ここに来たの…?」

「それは俺のセリフだよ。どうしてここにいるの?もう帰ったんじゃなかったの…?」

「帰ろうと思ったら…浩介くんから翔太くんに…電話がかかってきて…っ…
なんか…なおくんも翔太くんも…イライラしててっ…えっと…っ……本当に…怖くて…」


涙が止まらなくなる


うまく説明できない



「ごめんな、怖い思いさせて…」



ぎゅう…


浩介くんに抱き締められた…

すごく…すごく落ち着いた…



声を上げて泣いた




「キス…しよう」



浩介くんが私の目を見て言う。



「え…?」



考える間もなく、浩介くんの舌が
入ってくる。



「んっ…」


壁に押し付けられて身動きが取れない…



「やっ…やめてっ…」





私の抵抗も虚しく言われるがままに
おもちゃにされる





手首をつかまれ、そのままベッドに押し倒された