妖精が顔を上げて叫ぶ。 「そんなこと言ってられる状態じゃないんだからっ! 強行突破っ!!」 「んなっ!?」 叫ぶなり、妖精は何かを唱える。 妖精の手が描いた魔方陣。 そして目をあけていられないぐらいの 眩しい光に包まれて……。 彼の意識はのみこまれた―――……。