そして、この妖精は
妖精界の王?の命令で
ここまで来た、と。



「……じゃあ俺じゃなくて、他の人にすれば?
ここにはすごい人がたくさんいるから。」



彼が役にたつとは、思えない。


なんといってってここは、
エーミリナル魔法学校だ。


代々伝わる優秀な魔法使いの一族に生まれたもの。
代々伝わる剣の達人の一族に生まれたもの。

なにからなにまでいる、


優秀な一族に生まれなくても、なんでも出来ちゃう天才だっている。


わざわざこんな落ちこぼれを選ぶ必要ない。