涙のあかし


先に口を開いたのは夏生だった。

「翔馬…」

甘い顔でみつめるな。
小悪魔めが。

「なに?」


「あたし、翔馬が好き。
幼馴染みとかじゃなくて、
恋…恋愛のほうで!」


え。嘘…じゃないよな?


「え、まじで?」

「う…うん。」


やっべーやべやべやっべー。