病み気

「綺羅!いこう!」
芽衣が着替えてやってきた。

「う、うん。ちょっとまって…」

ワタシは着替えるのが遅くて芽衣を待たせていた。

すると、他のクラスも終礼が終わったようで

「芽衣〜!綺羅〜!いくよ〜!」

という凛歌の声が聞こえてきた。

「うん!いくいく〜!」
と芽衣が返事をした。

「ちょ!芽衣!きて!はやく!」
舞花が芽衣を呼んだ。
なんか焦っているようだ。

「どうしたの〜?」
芽衣が行ってしまった。





またひとりになってしまった…

自分のせいとは分かっているが
ワタシはずるい人間だから
本当に待ってくれる人を
求めているんだろう……



そんなのはイナイのに………