図書館の眠り王子

「だから、クリスマスは予定開けとけよ。オレと過ごすの好きなら、いいだろ?」

「……うん…」

「よかった。じゃあまた連絡…、連絡先知らなかったな。今ケータイ持ってる?」




まるで、何事もなかったように。
小山くんとあたしは連絡先を交換した。




「じゃあ、クリスマス待ってるから。」

「うん…」




そして、いつものようにカウンターに移動した。