図書館の眠り王子

ふわり、と。
何かが頭の上に乗った。



いつの間にか小山くんはあたしの隣の椅子に座っていて、あたしの頭をぽんぽんと撫でていた。




「…どうして…っ」



どうして優しくするの?
その優しさにまた涙が溢れた。






「別に、振られたってどーでもいい」