こっちを見てくる視線を気にしつつ、気持ちを落ち着かせる。


「え、えーっと…、どうしたの?」

「す、すみません。急に用事が出来ちゃって、早く帰るようメール来たんです。申し訳ないんですけど帰ります。」

「あ、そ、そうなの…。分かった。気をつけてね。」

「はい、すみません…。失礼します。」




申し訳なさそうに帰って行く後輩ちゃんを見送り、さてとと向き直った。



本の整理の続きして、ついでにカウンターの整理もしよう。



そうして、あたしは仕事に取りかかり始めた。