「…小山くんとは、付き合えない……」



小さい、消えそうな声で呟いた。


どんなにつらくたって、金曜日は訪れる。


今日は、二学期最後の金曜日。
もうすぐ冬休みとクリスマスが来る。



その前に、小山くんと2人で話す唯一の時間。




あたしの、小さな小さな声にも、小山くんはピクリと反応した。