「小山くんのことが、好きです!」





何度聞いたセリフだろう。

前だったら、とにかく迷惑がってた。
たぶん、ひどい奴だった。




「ごめん、悪いけど、気持ちには応えられない。」




だけど、今のオレはそんなことは出来なかった。
相手のことを考えると、やりづらくて。





「いえ、…じゃあ、ありがとうございました」