図書館の眠り王子

小山くんと、話せなくなる。


…嫌、かも。

寂しい。



たった、週一回を2ヶ月ってだけだけど、小山くんとの時間は充実してて、すごく好き。



すると、黙っていた小山くんが口を開いた。


「オレと、いるの、嫌?」

「…え?」



顔を上げてみると、傷ついたような怒ったような複雑な顔してた。