図書館の眠り王子

ドアノブに手をかけ今にもここを出て行きそうにしているあいつ。



「…なに、先行ってんの、起こせよ」

「あ、ごめん…。いつもぐっすり寝てるし、起こしたことないから」

「…オレのこと、知ってたの?」

「え。いや、えーっと。仕事してるとき、いつも寝てる人いるなーって。思ってて。」

「ふーん?」



オレのこと、認識してたのか。
いい意味では無いんだろうけど。


なんとなく、嬉しいような、気が。