図書館の眠り王子

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「ん…」




いつの間にかいつものように寝ていたようだ。
目をこすりながら時間を確認する。


次の授業まで、あと3分。
周りには、もう誰もいなかった。


…あいつ以外。







「……おい」

「えっ?」