「わ…!ど、どーして…」
「…怖いんだろ」
「い、いいんですか?」
あいつの言葉に返事する代わりに歩き出した。
ちょっとだけ見えた、顔を赤くして、涙を浮かべた表情。
なぜだか緊張した。
こんなに職員室って遠かったっけ、とも思った。
もうここでオレの役目は終わったはずだけど、なんとなく離れがたかった。
だから校門まで一緒に行って、そこであいつはオレと逆方向の道のりを歩いていった。
別れ際、柔らかい笑顔を残して。
「…怖いんだろ」
「い、いいんですか?」
あいつの言葉に返事する代わりに歩き出した。
ちょっとだけ見えた、顔を赤くして、涙を浮かべた表情。
なぜだか緊張した。
こんなに職員室って遠かったっけ、とも思った。
もうここでオレの役目は終わったはずだけど、なんとなく離れがたかった。
だから校門まで一緒に行って、そこであいつはオレと逆方向の道のりを歩いていった。
別れ際、柔らかい笑顔を残して。

