図書館の眠り王子

ピク、と。あたしの言葉に、小山くんが反応した。


「あの、あんた、…オレのウワサ聞いたんだろ。」

「え?はい。」

「それさ、どーゆーウワサ?」

「えーと、女の子たちにすごい人気とか、男子の友達はたくさんいる、とか。だけど女の子に対しては冷たくて無愛想…」



言いながらハッとした。
なんか、あたし失礼なこと言った…?


「あっあの!」

「………」

「あたしは、小山くんのこと冷たいってお、思わないし、優しいと、思いま…」


って馬鹿か!
何言ってんのあたし!