麻希には、あたしと小山くんの会話のことを伝えている。

最初は麻希もひどく驚いていたけど、すぐに、今度は面白そうな顔をした。「小山くんとなにか進展あったら教えてね♪」と。




「そっかそっかー。今日は小山くんと過ごす日だったね。ふふふ、仲良くね~」

「や、だから、麻希何か勘違いして…。ま、いいか、行ってきます。」




いってらっしゃーい!と明るく手をふる麻希にあたしも手を振り返して、図書館へと向かった。