図書館の眠り王子

『あんな弟だけど、よろしくね』



綺麗な笑顔でそう言ったあのひと。
もっと、仲良くなりたいなって、ふと思った。



「…あのね、大地」

「ん?」

「その、受験終わったら、になると思うけど…。またお邪魔してもいい?」





一瞬驚いたようだったけど、すぐに目を細めた。