図書館の眠り王子

「ずーっとシカトだし。
図書委員にまでなったのに、あゆみいないし。
そのくせ、図書館でオレの前現れて、先に言いたいこと言って…」



「…あ、あの」



「…まあ、」



「…!」




ぎゅっと、抱きしめられて、耳もとで聞こえた愛しい声。



『オレも好きだよ』