図書館の眠り王子

そんなあたしを、麻希は一度ちょっぴり怒った。



「どうしてあゆみは、そんなに不器用なのよ」




心配そうに、麻希まで泣きそうな顔になっていた。



麻希の優しさと、自分の情けなさに、また泣いた。
 



結局、春休みは泣いてばっかりだった。