「うん、まあ…鍵返し行くときは最初どうなるかと思ったけど…」

「もしかして、あゆみ1人で行ったの!?」

「えーと、後輩ちゃんが用事とかで早く帰っちゃったから、1人で行くとになるかと思ったけど…。図書館に最後まで残ってた人が、一緒に付いて来てくれて。」

「えぇ!?」



あたしが言った言葉に、なぜか麻希は驚き声を上げた。



「待って!それってもしかして小山大地!?」

「…と、言いますと?」



今度は、ギョッと信じられない、と言う目であたしを見る麻希。


…失礼な。