まあ、会話ナシで気まずいとはいえ、ムダに騒ぐ女子よりは何倍もマシだ。



隣がこいつでむしろラッキーかも、なんて考えながらほうきを動かす。




「…あの、小山くん」




前言撤回。
あっさり話しかけられた。


ふりむくと、その女子と目があった。