図書館の眠り王子

そんなこと考えていると、カタン、と隣から音がした。


見てみると、ちょうど隣の席の女子が来て座ったようだった。



すると、ふと目が合った。



「………」

「………」



途端、ギョッと目を見開いてオレの顔をじーっと見てきた。


(な、…なんだ…?)



オレ、なんかしたか?
疑問に思うなか、ふと気づく。