「あゆみっ!おはよー!」

「あっ麻希~。おはよー」




次の日の朝。
あたしはいつものように爽やかな朝を迎えていた。


「昨日はごめんね?あゆみ、暗い学校苦手なのに。怖くなかった?」

「あー…」




つい、昨日のことを思い出し顔をしかめる。
図書館の眠り王子(仮)が親切な人だったからよかったものの、普通の人ならドン引きものの行動を昨日はしでかしてしまったのだ。