図書館の眠り王子

「!」



大地に、抱きしめられてる…
気づいて、幸せな気持ちになったとき。




『似合ってない』
『小山くんだって嫌がってる』



さっきの女の子たちの会話がよみがえった……



「っ…、いやっ……!」





気付けば、あたしは大地を突き放してした。