(怖い…早く帰りたい…)



そう思ってるけど、なかなか足は動いてくれなくて。


でも、がんばらなきゃ…!と、立ち上がって歩き出して。


近くに彼が居ることに気付いた。



「わ…!ど、どーして…」

「……怖いんだろ」

「い、いいんですか…?」



返事のかわりに横に並んでくれた。
こうして彼と歩き出した。