図書館の眠り王子

「あら、小山くんいないじゃん」

「あ、うん…」

「ふふ、ちょっと残念でしょ?」

「え、え?そ、そんなこと…!」




言った後、しまった、と思う。
あたし、噛みすぎでしょ。
これじゃ、肯定してるようなものだ。



案の定、麻希も笑う。




「あゆみ、かわいーっ」

「は!?」

「やっと小山くん好きって気付いた?」

「…………」