図書館の眠り王子

あたしを心配してくれる大地に曖昧に返事して、あたしはカウンター席に座った。



その、正面に大地が座る。


…ああ、そうだった。
仕事中もずっと大地はそばにいるんだっけ…




「なんか、大丈夫そうじゃないけど…。あのさ、渡したいものあるんだよね」

「え?なに…?」

「はい、コレ」





目の前にあるのは、…あたしの好きなケーキ屋さんのお菓子セット。