「うあーー…、恥ずかしい…」




あたしは1人、机に突っ伏した。




「あゆみ、何やってんの?」




あ、1人ではなかった。
そばにいた麻希がたずねる。



「や、うん。ちょっとね。」

「…またバレンタインのことでも思い出してるの?」

「うひゃあっ、言わないで!」

「う、うひゃあって…」