図書館の眠り王子

「……うわあ。」




2月14日の朝。

さすがに靴箱には無かったが、机の上には大量のラッピングされたチョコレートが置かれていた。



「大地おはよ。さすがだなー、お前。」




友達の1人がそう声をかける。



「いや、…悪いけど、いらねえよこんなに。」

「うわー、可哀想。ファンが知ったら泣くぞ。」

「ファンって…なんだそれ…」

「知らねえの?…ああ、そっか。お前あゆみちゃんにか興味ないもんな?」

「………………………まあ。」