「あ、あの子でしょ!?例の…」

「あ、ホントだ~」

「小山くんって、ああいう子がタイプだったの?」





あたしに集まる、視線、視線。




あたしが昨日小山くんと手を繋いで帰ったのを見たのは、昨日の女の子たちではなかったらしく、想像通りあっという間に噂は広まった。




『小山大地に彼女が出来たらしい』と。