愛 ~③巻~

ピーンポーン

「あっ…倉井、ここで待ってろ」

『うん…』

宮先は玄関に行った。

私はクッションに抱き付く。

龍は…私と遊びじゃないよね?

好きって言ってくれたし…

今も…付き合ってくれてるし…。

私だけ龍が好きってわけじゃないよね?

一方的に…好きじゃないよね?


「未來!!」

『ふぇっ?』

ギュッ

龍…?

『龍っ…』

「未來…勝手にどっか行くなよっ!心配するだろ!?」

龍が凄い剣幕で怒る。