愛 ~③巻~

「未來…」

『何…んっ…』

龍の唇が私の頬に触れる。

『りゅっ…ひぁっ…』

龍の手が私に触れる。

「さっきの話…聞いちゃったんだけどぉ♪」

さっきの…話…?

『なななっ…さっきって…』

初体験…のやつ!?

「したいの?」

『したくない!!』

全然っ!したくない!

怖いし、恥ずかしいし!

「本当にぃ?」

『本当に!!』

「そんなにハッキリ言わなくても…」

龍が俯く。