「今までにも何回も告ろうとしてんのに、お前、気付かねえんだもん」




素敵で、



「…っうそ…!」




ロマンチックとは場所以外にはとても言えないけれど、



「……安達」




それでも、



「…うん、」



それでも。





「好きなんだけど、付き合ってくれない?」

「…はいっ」







抱き締めてなんてくれなくて、ただ二人、笑い合う。
ただ、それだけだった。


だけど、そんな穏やかな時間が好きだから。
君の特別になれたから。

全てよしにしてあげよう。



星が煌めき、まるでそれは喜んでくれているように見えた。






*END*