「林檎ちゃん、変わったね」



 朝一番に竜ちゃんに言われた言葉。
 多分、竜ちゃんも真希と同じ様にずっと知ってた。



 浩は、ずっと待っていてくれたんだ。



「そうなの!」



「何が?」



 私と竜ちゃんの会話に加わった浩を見て、私達はふふっと目を見合わせて笑った。



 __今度は、気付いていないのは浩の方。